結構いる!2次元を理解してくれる女の子を彼女にしたい

自他共に自覚のあるオタクです。某アニメのキャラが大好きで、同人誌を作っています。もちろん、夏と冬のコミックマーケットには、必ず新刊をひっさげて参加しています。同じ趣味の男友だちはできますが、女の子と付き合うのは、最初からあきらめていました。
 「同人誌を作って、コミケに参加している」などと知られたら、「キモイオタク」のレッテルを貼られ、日常会話どころか、視線すら合わせてもらえないはずです。そのため、勤務先の会社などでは、ひた隠しにしていました。
 すると自分のことを、「一般人」として、好きになってくれる女性があらわれたのです。彼女は職場の同期で、これまでも親しくしていたのですが、たまたま一緒になった帰り道、喫茶店に誘われて、「ずっと好きだった」と告白されました。このときはびっくりするやら、どこか嬉しいような、切ないような、何とも言えない気持ちになってしまいました。後で考えてみると、単純な自分は、あのとき一生懸命になって、気持ちを告白してくれた彼女に惚れてしまっていたのだと思います。
 しかし、告白された直後は、何と返事をするべきがひどく迷いました。その女性と付き合いたいとは思ったのですが、親しく交際するようになれば、きっと自分の趣味を知られてしまうからです。自宅の部屋には二次元キャラのポスターが貼ってあるし、ベッドには抱き枕が置いてあります。他にもフィギュアなども飾られ、「一般人」の室内ではないからです。そんな有様を見られたら、きっと気持ち悪がられて去ってしまう。そう感じました。
 しかし、好感を持っているのに、こちらから告白を断ることはできません。その女性は仕事の面においても真摯であり、真面目な人です。そして思いやりのある人です。そんな彼女に嘘はつけないと思いました。自分は覚悟を決めて、同人誌を作っているという話しすることに決めました。
 ずっと黙って、話しを聞いてくれていましたが、最後に「同人誌作ってるの?漫画描けるんだ、スゴイ!」と目を輝かせて言うのです。「気持ち悪くないの?」と訊ねると、不思議そうな顔で「どうして?全然そんなことないよ。むしろすごいと思う」と笑っていました。
 もちろん、その後、お付き合いをさせてもらえるようになり、今ではコミケでの売り子まで手伝ってくれます。オタクを理解してくれる女性は思ったより多いのだと感じました。勇気を出して正直に話をして本当によかったと思います。